夫の不倫は妻にとって辛く厳しい現実です。
だからといって離婚をしたいと考えても、その選択を下すのは簡単ではありません。
さまざまな困難や、これからやるべきことなどを考えると、「本当に離婚していいのか」、「それが本当に正しい選択なのか」と頭を悩ませることも多いでしょう。
夫の不倫でこれからどうしたらいいのかと迷っている方は、以下のことをもう一度考えてみてください。
離婚を選択して間違いないのか、それとも夫の不倫を許し、もう一度夫婦として歩んだ方がいいのかを判断する材料になるはずです。
子供の親権問題
子供の親権問題を考えるとき、不倫した夫よりも自分の方が圧倒的に有利だと考える方もいるようですが、そうとは限らない場合もあります。
親権を決めるには、離婚後に子供がどのような生活をできるのかが最大のポイントとなります。
妻に仕事も収入もない、働きに出た際の育児がおろそかになる、子供の生活環境に大きな変化を与えてしまうなどの不安材料が確認されれば、不倫した夫側に親権が渡る危険性もあるのです。
夫の不倫で離婚するのにも関わらず、大切な子供まで奪われてしまっては、何のために離婚を決意したのかが分からなくなります。
養育費・生活費の問題
夫の不倫で離婚した場合、ある程度の慰謝料は受け取れるものの、その慰謝料だけで今後の長い人生をやっていけるような金額というわけではありません。
不倫の慰謝料は、一般の人が予想している以上に少ない額です。
「この程度のお金で私が味わった苦痛を賠償できるのか」と、思わず裁判官に怒鳴りつけたくなるほど微々たる額だともいわれています。
それならば、不倫した夫と離婚などせずに結婚生活を続けていくほうが得なのかもしれません。
今すぐに夫婦という形を解消せず定年ぎりぎりになって離婚して、夫の退職金を半分受取って優雅な老後を過ごす熟年離婚という方法もあります。
夫婦もいつか年齢を重ねていくものです。
その時が来るまでにはお互いに性格も丸くなり、夫婦円満に過ごしているかもしれません。
老後の孤独という問題
バツのついた女性が、再び新しいパートナーを見つけることは容易ではありません。
子供を抱えた離婚となると、それ相当の高さのハードルが目の前に立ちはだかることもあるでしょう。
愛情を注いで育てた子供も、いずれは親の元を巣立っていきます。
独身になったあなたは、一人寂しく老後を迎えることになるかもしれません。
子供が親元を巣立つ60歳台以降に80歳台まで生きたとして、およそ20年間は一人寂しく老後を過ごす可能性があります。
想像するだけでも、胸が引き裂かれる思いになる人もいるでしょう。
こんな寂しい毎日を過ごすくらいなら夫の不倫を許しておけばよかった、と後悔する時が来るかもしれないのです。
長い人生において、間違いは誰にだってあります。
時には、寄り道したいこともあるでしょう。
夫の不倫を許せないと嘆いたり怒ったりして、せっかくの関係を壊してしまうのは勿体ないことです。
この先の長い人生に比べれば、夫の不倫という問題はごく一時的なものでしかないという可能性もあります。
そんな風に考えることができれば、夫の不倫で離婚などする必要はないと、気楽に笑い飛ばせるかもしれません。
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